髪型を選ぶときに意外と悩みが多いのが、髪質のせいで髪型が決まらないパターンです。
直毛や剛毛は髪の毛がまっすぐすぎたり、ボリュームがあるせいで上手くセットできなかったり予想とは違う髪型になることがあります。
くせ毛とはまた違った悩みの多い直毛ですが、どんな髪型ならおしゃれにできるのでしょうか。
また、髪型を選ぶときのポイントやスタイリングのポイントはあるのでしょうか。
今回は、直毛で髪型が決まらない時の解決方法について詳しく解説します。
直毛・剛毛だと髪型が決まらない?メンズの髪型の悩みの原因とは
メンズの髪型で多い悩みとその原因について、髪質の違いと合わせて詳しく説明します。
【直毛・剛毛】メンズの髪型で多い悩みは?
メンズの髪型で多い悩みは次の通りです。
- 思ったような髪型にならない
- スタイリングが決まらない
- 似合う髪型が分からない
まず、髪型での悩みで意外と多いのが、美容室で頼んだ髪型にしてもらってもイメージと違って見える点です。
美容室でメンズカットをする場合、大抵は自分でやりたい髪型の画像を見せたり美容室にある雑誌などから髪型を選ぶと思います。
しかし、自分で選んだ髪型のはずなのになぜか違う髪型に見えることがあります。
また、その時は上手くスタイリングしてもらっても帰宅してシャンプーを一度してしまったら二度と同じ髪型にできないことも少なくありません。
髪質によっては扱い方が難しく、思うようにスタイリングできないことに悩む人は意外と多いです。
猫っ毛やくせ毛などのうねりのある髪だけでなく、直毛・剛毛・硬毛などのまっすぐで硬い髪の毛も扱いにくいことも少なくありません。
最後の悩みのそもそも似合う髪型が分からないケースも多く、適当に選んだせいで全く似合わないヘアスタイルになることもあります。
似合う髪型が分からないケースの場合だと、髪質が原因で髪が扱いにくくどんな髪型にすればいいのか分からなくなる人がいます。
髪型の悩みと髪質は関係ある?意外と多い直毛・剛毛の悩み
上記で説明したように、髪型の悩みと髪質は深い関係があります。
髪質によって扱いにくかったり、イメージと違った髪型になることもあり、髪質と髪型の悩みは直結しているとも言えます。
逆に言えば髪型の悩みを解決するためには、自分の髪質について深く知ることが大切です。
髪質と言っても様々で大きく分けると、「猫っ毛」「くせ毛」「軟毛」「直毛」「剛毛」「硬毛」などがあります。
柔らかくてクセのある髪が多いのが猫っ毛やくせ毛、軟毛です。
髪の悩みといえばクセのある髪を思い浮かべるかもしれませんが、直毛や硬毛のようなまっすぐで硬い毛も意外と悩みの多い髪型です。
髪がまっすぐすぎて扱いにくくスタイリングが難しかったり、ボリュームのあるふんわりとした髪型にしにくかったりと悩みは色々あります。
髪質に関係する悩みを解決するためには、まずは自分の髪質について知るところから始めましょう。
くせ毛や直毛、軟毛など髪質によって何が違う?
くせ毛や直毛などの髪質の違いにはいくつか理由が違います。
- キューティクルの厚み
- キューティクルの並び
- キューティクルのダメージ
- 髪に含まれる水分・脂質・タンパク質の量
- 組織の配列
- 毛穴の形
髪質を決める要因は少しあげただけでもこれだけあります。
一人一人髪質は生まれつき違うのですが、直毛の場合は毛穴に歪みがなくて全くくせのない髪をしています。
一本一本の髪の毛がしっかりしているため、ストレートヘアが良く似合うのですがまっすぐすぎて硬い印象に見えることも少なくありません。
特に直毛×剛毛や硬毛の場合は重たい髪に見えやすいため、ふんわりとした柔らかい雰囲気にしたい場合はカットやカラーが難しくなります。
反対に柔らかな猫っ毛やくせ毛の場合は、髪がふんわりしすぎてストレートヘアが似合う髪型にしにくいのが特長です。
直毛・剛毛は髪型が決まらないことが多い?スタイリングとの関係とは
直毛・剛毛特有のスタイリングの悩みは次の通りです。
- 髪がまっすぐすぎて重い雰囲気になりがち
- ワックスで固めてもすぐにへたってくる
- サイドの髪が広がりやすい
- 髪にボリュームを出すのが難しい
主な悩みはこの4つです。
直毛・剛毛は髪がしっかりとしたストレートで毛量が多い髪のことをです。
まずスタイリングで陥る問題が、まっすぐでピンと硬い印象の髪なので髪型が重たく見えがちな点です。
また、ワックスやジェルで固めてもへたってくることも多い悩みになります。
その他には、サイドの髪が伸びてくると柔らかさがないためトップにはボリュームがなくてもサイドだけボリュームが出てくる点です。
サイドだけ広がってくるとやぼったいイメージになるので、少し不格好に見えることが多くなります。
サイドが広がっていても、髪全体に思うようにボリュームを出せないのもスタイリングの悩みの1つです。
【直毛・硬毛】メンズの髪型選びは髪質によって変えるべきなのか
メンズの髪型選びと髪質との関係について詳しく説明します。
【髪質・輪郭】メンズの髪型の選び方のポイントは?
メンズの髪型の選び方のポイントは次の通りです。
- なりたい雰囲気を決める
- 髪質から髪型を絞る
- 輪郭から髪型を絞る
まず一番大切なのが自分の好みを考慮することです。
ネット検索などで色々な髪型を見ながら、自分の好みの髪型を探しましょう。
この時、髪型は一つではなくいくつかのパターンを見つけておくのが大切です。
いくつかの髪型を探したら、そこから自分の髪質にあわせた髪型を絞っていきます。
次に、絞った髪型の中から一番自分の輪郭や顔立ちなどの雰囲気に合ったものを探します。
最終的に絞った髪型のパターンから選んだら、角度の違う同じ髪型の画像を数パターン見つけておくと、美容院で髪型を説明するときに役立つのでおすすめです。
次の項目では髪質によって髪型を選んだ方が良い理由について説明します。
メンズの髪型は髪質によって選んだ方が良い?
メンズが髪質によって髪型を選んだ方が良い理由は次の通りです。
- スタイリングが楽
- カットしてからの後悔が減る
- 髪型選びに迷わなくなる
まず、髪質にあわせたメンズカットの一番のメリットはスタイリングが楽になる点です。
髪質にあっていない髪型にしてしまうと、ボリューム感を上手く出せなかったり反対にボリュームをおさえられなかったりすることがあります。
髪質をふまえて、最初からボリュームの出やすい場所はスッキリさせたり、ボリュームを出しやすい髪型にしておくと後々スタイリングに時間を取られません。
また、よくある美容室では再現できた髪型に一生できない問題も解決しやすくなります。
次の理由はカットしてからの後悔が減ることです。
例えば柔らかい髪質に似合う髪型を硬い直毛の髪質でやると、イメージとは少し違う髪型になる事があります。
思ったような雰囲気にならなくて後悔するよりも、初めからなりたい雰囲気と髪質を考慮して髪型を選ぶ方が満足度は高いです。
また、髪質と似合う髪型を知っておけばどの髪型が似合うのか分からなくて迷うこともあまりなくなるので時短にもなっておすすめです。
直毛・剛毛に似合う髪型と軟毛・くせ毛に似合う髪型とは
直毛・剛毛に似合う髪型は次の通りです。
- シンプルなナチュラルショート
- ストレートを活かしたマッシュ
- ベリーショート×ツーブロックスタイル
直毛や剛毛の場合、シンプルで定番の髪型が良く似合います。
また、メンズショートならすっきりして重く見えないのでおすすめです。
ストレートヘアを活かすなら、シンプルなマッシュも良く似合います。
他にもサイドをスッキリさせたツーブロックとベリーショートの組み合わせもおすすめです。
次に軟毛・くせ毛に似合う髪型は次の通りです。
- 定番のナチュラルなショートスタイル
- くせ毛を活かしたツーブロック
- ゆるっとしておしゃれなセンターパート
軟毛・くせ毛の場合もナチュラルなショートスタイルはおすすめです。
ストレート感を活かした直毛と違い、くせ毛や軟毛の柔らかさのある優しい雰囲気のショートスタイルにしやすいのが特長です。
また、ベリーショートも直毛とはまた違った雰囲気を楽しめます。
他にもくせ毛を活かすならツーブロックやセンターパートスタイルもおすすめです。
【高校生から30代、40代以上まで】直毛メンズにおすすめの髪型とは
高校生から30代、40代まで幅広い年代の直毛メンズのおすすめの髪型について、詳しく解説します。
10代・20代なら直毛を活かしたツーブロック・マッシュで格好良く
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直毛を活かした髪型を考える時、10代や20代ならツーブロックやマッシュがおすすめです。
定番の髪型が似合う直毛ですが、ツーブロックやマッシュにするならまっすぐ感が活かせるように前下がりのサラサラストレートヘアと好相性です。
黒髪でも重くならないように、マッシュの場合ならサイドを刈り上げてツーブロックと合わせてもおしゃれになります。
また、ツーブロックの場合はベリーショートにしてすっきり見せるのも似合います。
マッシュやツーブロックならサラサラでスタイリングしにくい髪質でも、切ったままで格好良いスタイルにできるのもメリットです。
就活生や社会人ならナチュラルなメンズショートが定番
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就活生や社会人ならナチュラルなメンズショートがおすすめです。
一番オーソドックスな髪型ですが、幅広い年代やTPOにあわせたスタイリングができるのが特長です。
直毛の良さでもあるストレート感を活かして、スタイリングもワックスはあまり使わずにヘアバームやヘアオイルで毛先にツヤ感を出すだけでも決まります。
直毛はクシュっと束感を出して立たせる髪型よりも、まっすぐのままでサラサラ感を出した方が爽やかですっきりした髪型になります。
就活生なら清潔感がとても大切になるため、前髪をサイドに流したり耳に髪をかけたりして顔周りを出してあげると明るい印象になるのでおすすめです。
直毛で髪が決まらない時はパーマで動きを出すのもおすすめ!
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直毛は束感や動きを出した髪型が少し苦手なので、髪型がどうしても決まらない時はパーマで動きを出してみるのもおすすめです。
硬さを感じる髪質のため、軽さを出したい時にゆるいパーマをあててみてください。
さらに明るい印象にしたい時には、ナチュラルなブラウン系に染めてみるのも良いでしょう。
また、もしワックスやジェルでセットするときはジェル系よりもハードワックスがおすすめです。
ジェルだとパリパリになりやすいため、直毛のツンツン感が際立つ可能性があります。
ベリーショートは幅広い年代に似合う髪型で便利
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ベリーショートは幅広い年代の直毛に似合う髪型でとても便利です。
特にサイドをスッキリさせたベリーショートがおすすめで、明るい雰囲気にも格好良い雰囲気にも合います。
ベリーショートも種類が様々で、マッシュやツーブロックなどの定番の髪型もベリーショートで出来ます。
スタイリッシュな印象ならマッシュ、すっきりとしたスポーツマンスタイルならツーブロックなど目指したい雰囲気にあわせてカットしてみてください。
また、シンプルなベリーショートはスタイリングが面倒だったり苦手な人にもおすすめです。
シンプルで定番の髪型はアレンジ次第で簡単に個性を出せるので、幅広い人に似合う髪型になります。
直毛・剛毛メンズの髪型のスタイリングのポイントは?
直毛・剛毛メンズの髪型のスタイリングのポイントについて詳しく解説します。
直毛・剛毛のメンズの髪型のスタイリングは難しい?
直毛・剛毛のメンズの髪型のスタイリングはコツを掴めば難しくありません。
ただし、ポイントをおさえないとボリューム感のないペタッとした髪型になる可能性があります。
直毛・剛毛だけでなく、猫っ毛やくせ毛なども同じようにスタイリングにはそれぞれコツがいります。
また、メンズカットの時に上の項目で説明したような髪型にしておくとヘアセットが楽になるのでカットの時点で髪質にあわせておくのがおすすめです。
長く付き合っていく髪型なので、自分の髪のくせをきちんと把握しておくようにしましょう。
直毛・剛毛のスタイリングのポイントは?
直毛・剛毛の場合、髪の毛一本一本が硬くて毛量が多いのが特長です。
太くてしっかりした髪はキューティクルがしっかりしているため、ツヤ感を出すのは得意なのですが柔らかなウェーブを作ったり束感を作るのが苦手です。
髪質によっては直毛でも、剛毛ではなく柔らかめの髪もあるのでその場合はウェーブ感や束感を剛毛よりも出しやすいこともあります。
基本的にはツヤ感とストレート感を出したスタイリングが得意なため、ワックスを使用するよりもヘアオイルやヘアバームを使うのがおすすめです。
また、髪にボリュームが出やすいのでスタイリングしやすいように髪をすいたりこまめにカットするのがおすすめです。
髪型が上手く決まらない時はヘアケアに気を遣うのもあり
直毛・剛毛のせいで髪型が上手く決まらない場合、ヘアケアに気を遣ってみるのもおすすめです。
シャンプーやトリートメントで髪の水分量や油分を調節してくれるものを使えば、髪がまとまりやすくなることも多いので試してみてください。
髪を柔らかくしてくれそうなシャンプーやトリートメントを使用しつつ、ヘアオイルなどのアウトバストリートメントも並行して使うのもおすすめです。
メンズの直毛や剛毛の場合、髪を短くすることが多いのでサイドの髪がツンツンと広がってまとまりにくいことがあります。
まとまりにくい髪は水分や油分が少なく、乾燥していることもあるので髪をしっとりとさせて柔らかくすると扱いやすくなることが多いです。
スタイリングを工夫しながら、扱いやすい髪になるように工夫してみるのもおすすめです。
スタイリングが苦手ならゆるめのパーマをかけるのもおすすめ
もし、スタイリングがどうしても苦手で髪質改善も上手くいかない場合はいっそのことパーマをかけるのもおすすめです。
ゆるめのパーマかけると、髪に動きが出て軽い雰囲気になるだけでなくスタイリングも楽になります。
直毛・剛毛のメンズでスタイリングでも上手く髪がまとまらない時は、パーマをかけるのも選択肢の一つに入れてみてください。
【丸顔・面長】直毛メンズの髪型は輪郭にあわせるのも大切
直毛のメンズの髪型を考える際、輪郭にあわせるのが大切な理由について詳しく解説します。
髪型を考えるときは髪質と輪郭が大切
髪型を考えるとき、大切になるのが輪郭です。
顔の形は髪質と同じように人それぞれ違います。
基本的に髪型は輪郭と合わせてひし形になるようにすると、バランスが良いと言われています。
例えば、丸顔なら横線が強調される髪型よりもトップにボリュームを出した方がバランスが良くなるとされているので試してみてください。
くせ毛や軟毛もバランスを考えると、ひし形に近づける方が良いのですが髪質と合わせて考えるとより自分に合った髪型を見つけやすくなります。
直毛で丸顔のメンズが髪型を選ぶときのポイントは?
直毛×丸顔の場合、サイドをスッキリさせた刈り上げスタイルが良く似合います。
マッシュにする場合はトップを意識したカットにするか、ふんわりとしたボリュームを作るためにゆるくパーマをかけるのもおすすめです。
丸顔は縦のラインを意識した髪型が似合うため、トップから後頭部にかけて奥行きのあるスタイリングにするとバランスよく見えやすいです。
他にナチュラルなウルフもおすすめで、襟足を作ってたてのラインを強調するのも似合います
直毛で面長のメンズが髪型を選ぶときのポイントは?
面長の場合は縦のラインを強調すると顔が長く見えるため、どちらかというと横のラインを意識した髪型が似合います。
重めの前髪のマッシュやナチュラルなショートスタイルなら、縦のラインが強調されません。
ショートスタイルにする場合、すべての髪をおろすよりも少しサイドに流して束感を作ってあげると重過ぎないのでおすすめです。
また、ウルフっぽい髪型にする場合は襟足をあまり長くしないようにしましょう。
襟足が長いと縦のラインが強調されてしまうので、襟足は短めでトップのボリュームを控えめにするとバランスが良くなります。
直毛で四角い顔のメンズが髪型を選ぶときのポイントは?
直毛で四角くて輪郭がはっきりとした顔の場合は、ベリーショートや刈り上げスタイルで顔周りをすっきりさせるのがおすすめです。
ベリーショートの中でも、トップにボリュームがあるスタイルにするとバランスが良くなります。
また、サイドをスッキリさせたスタイルが似合うのでツーブロックにするのもおすすめです。
輪郭がはっきりとしていて四角い顔の場合は、横にボリュームのあるスタイルはさらに輪郭が強調されるので避けた方が良いでしょう。
例えばセンターパートで耳までの長さの髪だと、直毛はサイドにボリュームが出やすいのでより顔が大きく見えてしまうことがあるので注意しましょう。
直毛でも髪型やスタイリング次第でおしゃれに決まる!自分にあったスタイルを探そう!
スタイリングや髪の扱いが難しい直毛ですが、ポイントをきちんと押さえておけば十分おしゃれな髪型にできます。
直毛が髪型を選ぶときには、自分の髪質や輪郭について把握しておくことが大切です。
ポイントをおさえることで自分に合ったスタイルを見つけやすくなります。
今回紹介したことを参考に、直毛メンズの自分に合ったスタイルを探してみてください。
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